盛岡スコーレ高校には、生徒が授業やクラブ活動で植物と接することができる「農場」があります。

盛岡スコーレ高校 農場の歴史

盛岡スコーレ高校は、その前身を盛岡友の会生活学校として発足し、やがて『生活学校』として独立しました。

その過程で『農村生活研究所』という名称で附属の研究所を持ち「合理的な生活」を志し、活動をしてきました。自分たちで食材を生産し、高栄養、経済的かつ美味しい食べ物を作り普及に努めたのも、その一例です。自ら畑を持ち、食材を栽培、調理室で料理の研究を行い、それはそのまま料理の授業になり、製品の普及販売のためスコーレ事業部も立ち上がりました。

やがて時が経ち食材研究のためだけではなく草花の栽培も行うようになると、それは園芸の授業となり、リース作りや学校の花壇作りなどに発展しました。

盛岡スコーレ高校が農業を大切にするのはそういう経緯があるからです。

農場を使った実習

1年生が育てたさつまいもを学年食で

サツマイモ掘り

総合学科には「産業社会と人間」という授業があります。職業についてきちんと学ぶことを目標としています。そこで「農業体験」としてさつまいもを栽培するのが恒例になっています。毎日丁寧に水遣りと雑草抜きをします。育てたさつまいもは学年食で調理選択の生徒が調理して、おいしくいただきます。

「生活園芸」の授業で育てた花で校舎を飾る

お花の栽培

盛岡スコーレ高校にはたくさんの花壇があります。花壇にはたくさんの花が植えられており、校舎を彩っています。その花壇の花を種から育てて、管理しています。

ガーデニングの授業では道路に花を植えて

地域交流の一環として、地域の皆さんが幸せな気持ちになるようにと育てた花を道路に植えています。

調理選択生徒が作ったラディッシュを

調理した料理

自分で育てた野菜を調理する喜びを体感したいと植えたラディッシュを「キッチントマト」で調理しました。愛情を込めて飾り切りしてかわいく仕立てました。

課題研究で作ったズッキーニ

育てたズッキーニ

3年生の授業で作ったズッキーニやトマト、とうもろこし等を校内で販売しています。

育てた藍で藍染をする

藍染を施した生地

農場で育てた藍を収穫し、藍染め液を作り布を染めています。

向中野小学校との交流

農場での交流

盛岡スコーレ高校の向かいには「向中野小学校」があります。小学校の生徒さんが時々盛岡スコーレ高校の農場にやってきます。手伝いの高校生と共に自分たちで植えた植物を元気に育てています。

農場概要

面積 実習面積合計3,496.46㎡
温室 1棟
ビニールハウス 3棟
作業場・資材倉庫 2棟

*農場では、樹木・観葉植物・ラン類・草花・宿根草・球根草・ハーブ類・野菜などの植物を育てています。

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